日記書いたりメモ書いたり
Mule-UCS を用いて JIS X 0213 を使おうとしていたから、Mule-UCS と incompatible な nxml-mode は使えないので、妥協策として psgml-mode
を使っていた。しかし、psgml-mode は、DTD がないと文書を parse できないので、DTD を指定しない Atom や RSS を編集する際は、どうしようもない状況になってしまう。そこで、いろいろ調べた結果、JIS X 0213 を Mule-UCS なしで使える jisx0213 without Mule-UCS なるものがあることがわかったので入れてみた。しかし、ここでも問題が発生。JIS X 0213 は問題なく扱えるようにはなったが、There's no room for a new private charset bitmap というエラーが出るようになってしまい、おまけに migemo が使えなくなってしまった。最初は、bitmap が何のことかわからなかったが、これも調べてみてわかった。どうやら bitmap とは bitmap-mule で定義されている charset のようで、これが jisx0213 without Mule-UCS で定義されている japanese-jisx0213:2004-1
と charset-id
が重複してしまうためにエラーがでるようだ。で、bitmap-mule が何なのか調べた。詳細は次のとおり。
bitmap-mule は、MULE (もちろん Meadow も MULE の一種) で、ビットマップ画像を表示するためのパッケージです。本パッケージの導入により、次のことが可能になります。
- X-Face をインライン表示できるようになる (スクリーンショット)
- Gnus の起動画面がハデになる (スクリーンショット)
- MHC でカテゴリをアイコン表示できるようになる
- lookup で発音記号など特殊な文字を表示できるようになる
- などなど
ここで、X-Face とは、メールやネットニュースの記事を送信した人を識別し易くできるように、記事に付加するビットマップ画像のことです。X-Face は、主に送信者の顔を表すことが多いですが、必ずしも顔である必要はありません。X-Face をインライン表示に対応している MUA は、Gnus/gnus, VM, Wanderlust, cmail, mh-e です。
というわけで、X-Face なんて使わないから、bitmap-mule は Meadow の netinstaller で Uninstall した。再起動すると、無問題。ktkr。というわけで、めでたく nxml-mode が使用可能になった。ちなみに、Emacs で JIS X 0213 がネイティブでサポートされるのは 23 からだそうで。ずいぶん先のことですな。ていうか、そもそも nxml-mode の作者が Mule-UCS と incompatible にするからいけないんだよ。これさえなきゃ万事まるく収まる。あー、疲れた。